貧富の差がはげしい時代

2014.06.23 00:32|世情
フランスの経済学者、トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本論」が
アメリカでベストセラーとなっていて、
格差問題を巡り、議論に火がついているそうです。
今日はその話を、、

ピケティ

今の時代、貧富の差が激しくなっているのは、
誰もが感じていると思います。
特にアメリカはひどそうだし、、日本も差が広がっていると、、、

教育にもお金がかかり、親の資金力によって教育格差が、、
これによっても、階層が固定の方向にいっています。
ますます世襲制が進んで、富の固定化がおきていく、、、
ビンボー人はいつまでたっても、ビンボーから抜け出せない。
ほんとに嫌な時代になってきました。

日本の教育格差

ピケティ氏は1971年生まれの、フランスの経済学者
彼はこの時代が、どういう時代か、
位置づけを明確にし、対処法も提示。
それが議論を呼んでいるいるようです。
まだ翻訳はされてないようですが、要約を読んで共感しました。
それによると、、

「米国の上位10%の所得階層が国全体の所得に占める割合は、
1910年には約50%。
その比率は次第に減少し、第二次世界大戦後は30%程度にまで下がる。
しかし、2010年には、再び50%ほどへと大きく上昇。 」

「1910年には、上位10%の富裕層が、国全体の富の80%を占めていた。
大戦後にその比率は60%程度にまで減少するが、
2010年には再び上昇して70%近くになっている。 」

聞いてはいたけど、こんなに具体的な数値が、、、
今が70%になっていた。
戦後の30年ほどは、比較的平等な時代で、
今また、1910年頃の不平等の時代になっているんですね。
今の時代に、1910年代とは!

教育・健康と貧困のダイナミズム 所得格差に与える税社会保障制度の効果/樋口美雄/宮内環/C.R.McKenzie

この1910年代はベルエポックと言われる時代なので、
今は「第二のベルエポック」の時代、とピケティは位置づけしているようです。
 ※ベルエポックとは、19世紀の後半~20世紀の初頭
文化が爛熟し、一方で、富(資産)と所得が一部の階層に集中し、
不平等が非常に拡大した時代。

今がベルエポックの時代、、、うれしいような、うれしくないような、、、

「こうした不平等拡大の背景には、資本対所得比の上昇がある。
1910年には、資本対所得比は約700%の高い水準だったのが、
戦後、戦災による設備や家屋、インフラの損耗などもあり、200%程度にまで下がる。
それが2010年には500~600%へと増加している。 」

すごい数値ですね。
実感として、貧富の差を感じていたのが、数値でもはっきり出ているんですね。

images[1]ピケティ

「ピケティは資本主義の基本特性として、資本収益率(r)と経済成長率(g)の乖離を
実証的に明らかにしている。
資本収益率とは、投下した資本がどれだけの利益を上げているかを示す。
経済成長率はGDPがどれだけ増えているか。 」

「歴史的に見ると、戦後の一時期を除いて、
資本収益率は経済成長率を上回っている、というのがピケティの注目すべき指摘。
つまり、「r>g」という不等式が基本的に成り立つということ。 」

「gの増加は中間層や貧困層を含めた国民全体を潤すが、
rの増加は富裕層に恩恵が集中。
gよりもrが大きい期間が長くなればなるほど、貧富の格差は広がり、富が集中化していく。
これがベルエポック時代と「第2のベルエポック時代」における、格差拡大の真相。」

「その意味で、rとgが逆転した1914~70年の約60年は画期的。
戦後の人口増加や雇用増に直結する技術革新によりgが上昇したことで、
不平等が是正されていた。
とりわけ第2次世界大戦後の30年間は「栄光の30年」だった。」

ベルエポック

う~ん、私が育った時代は、ほんとに平等で、いい時代だったんですね。
確かにこれから良くなる、という希望はあった、、、
本来、経済成長率(g)が資本収益率(r)を上回っているのが、
健全な、希望のもてる社会だと思うのですが、、、
それが栄光の30年、、、と、呼ばれるだなんて、悲しい。
今の若者が、希望を持ちにくいって、、、ほんとに数値でも
はっきり出ているんですね。
若い人は、ほんとに大変な時代を生きている、、、
ていうより、いい時代の方が少ない、ってこと、か。悲しい~

「けど、どうして1980年代に「栄光の30年」は終わりを迎え、
現在は再び資本収益率(r)が経済成長率(g)を上回るようになったのか?というと
その一因として、ピケティはロボットやITの活用を挙げている。 」

「ロボットやITの発達により人間は仕事を奪われ、賃金も増えず、
消費も増えないため、GDP成長(g)も抑えられていく。
一方で資本はロボットやITによって労働コストなどを抑制し、
資本収益率(r)を回復している。 」

人的投資、所得格差、雇用の経済学

そして、解決策として、

「 ピケティはそうした格差の固定化、さらに拡大を防ぐために、
グローバル累進課税という制度を提言しています。
まず、一種の富裕税をグローバルに創設して、年0.3%から最大で10%を資本に課税する。
つぎに、年間所得50万ドル(5000万円)以上に対して、
80%程度の税金(限界税率)をグローバルに取り立てるというものです。」

このグローバル累進課税構想が、
米国保守派の反発を招いているようですが、
どこまでも、欲望に限りがない限り、人として
ある程度の、節度ある制度は必要では?と思います。

「金持ちの投資リターンが、普通にあくせく稼ぐ利益よりも
絶対に高くなると説いている。
その結果政府が赤字になっているとすれば、
金持ちの資産に課税をすることが必要で、
それにより世の中が平和になるという議論を展開している。」

資本主義の終焉と歴史の危機/水野和夫

全くそのとおりだと思います。
働いて稼いだお金に対してではなく、持っている資産に税をかける。
もち過ぎの人の資産にかける、、、こうでないと。
それが本来の、あるべき正しい姿だと思います。

地球規模でみても、あまりに世界は貧富の差がありすぎ、
理不尽を感じていました。
人はある程度、欲は必要、生きていく上にも。
でも、強欲すぎるのは、みっともない、、
そんなに個人的にお金を残して、
いったい何の意味があるんだろう??と思います。
(ビンボー人のたわごとか?)

そういう意味で、ピケティ氏が支持を得ている、というのは
すごく納得できます。
要約を読んだだけですが、ピケティ氏に共感します。
若者が希望をもって、働け、生きていける世の中を作っていくことが、
今の世の中を動かしている、大人たちの責務だと思います。
そういう自覚をもって、生きていかねば、、と。
今は1910年代ではなく、2010年代。
情報を、知らなかった時代ではないのですから。

もっと共感する人が増えてくれて、大きな流れになるといいのに、、、と
願わずにはいられません。
(今回読みにくいテーマですみません。読んでくださった方、ありがとう~)


今日のオカメ様   アタシには、本は必要ありませんっ。 人ってめんどうですねぇ
130831_1200~02


↓ いつもありがとうございます。ランキングのクリック、どうぞよろしくお願いします~
にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村

↓ ついでに、、こちらも押してくださると、うれしいです~

人気ブログランキングへ

スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

なんという偶然でしょうか。昨日このテーマ(格差問題)のセミナーがあって参加しました。
何がなんだかよくわからないことだらけでしたが、昨秋にもこのテーマのセミナーがあり、
そこで「里山資本主義」という言葉に出会いました。
私には、なかなか魅力的なものです。よろしければ、検索してみてくださいな。(^_^)

No title

Bさん、
息子さんの大学でもそうなんですね。すごい状況ですね~
ほんと若い人は大変だと思います。親御さんも気がもめますね。
でも、若い人にはめげないで頑張ってほしいと思っています。

No title

はなさん

落差問題のセミナーに参加されたんですね~興味深いです。
里山資本主義は、私も気になっていました。
調べたい、、と思ったままになっいて、、
バイオマスも色々問題あるとか、、
里山資本主義への批判も、、とか、色々聞きますが、おもしろそうですね。
そのうち調べてみようと思っています。
ありがとうございます~
非公開コメント

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

おじおばさん

Author:おじおばさん
オカメインコと暮らす、独り者おじおば。ビンボーながら、今まで気ままに好きなことをやって生きてこれた(自由業)。ありがたいことです。これからも色々考えながら、楽しくやっていけたら、と思っております。

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

フリーエリア

最新トラックバック

リンク

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示

フリーエリア

私の使っているおススメ商品 ヘアカラー 保水クリーム ホンモノの青汁、これは一押し リッチグリーン 水素水はこちら

QRコード

QR

検索フォーム