野生動物と都市で出会ったら

2016.11.25 15:35|生活
最近うちのマンションの駐車場に、大量のフンがしてあったそうです。
いったい何のフンか?で、メールが回ってきて、
総合すると、どうやらハクビシンのフンではないか?ということに落ち着きました。



カキの種がフンに混じっていたことと、ハクビシンを見かけた人がいたわけです。
都内の杉並区で、野生のハクビシンが出没している、、
ついこの前も、探している空き家に、ハクビシンが住みついていて、
家の中がフンだらけらしい、、と、近所の人から聞いたばかりでした。

駐車場のフンもかなりの量だったらしいので、家に住みつかれると
フンでいったいどんな状態になっていることやら、、、
また、すき間から侵入し、人家の屋根裏に住みつき、糞尿をしたりすることもあるそうです。
屋根裏にネズミ、も困るけど、ハクビシンに入られても困ります。
糞尿がたまると、下にたれてくるそうです。
どうやら、同じ場所にフンをする習性がある、とか、、、

他にも、タヌキやアライグマの目撃情報もあります。
以前住んでいた所でも、タヌキが空き家に出入りしている、と聞いたことがあります。
アライグマは一時期ペットとして流行ったことがあるし外来種なので、、
逃げたか捨てた子孫だろう、と思いますが、
ハクビシンやタヌキは野生の生きものです。(ハクビシンはいまだハッキリしていない)

「ハクビシンもアライグマも雑食性・夜行性。
生きた小動物より、生ゴミや外猫用の置き餌を漁ることが容易で、繁殖の拠点となる住宅が密集し、
一年中気温の高い都会は、人里離れた山の中よりずっと生きやすい環境」、、という説も。

東京といっても、住宅街はけっこう緑もあるし、柿や果樹を植えてる庭もあるし、
(ハクビシンは果物が好物)意外と住みやすいのかもしれません。
都会で動物が住むのも、ちょっとうれしいけど、あまりに増えて被害があれこれでると、
それもまた困りますしねえ、、

よく聞くのが、地方では、クマと遭遇し、ケガをする話です。
軽井沢の友達も、そばの森にクマが出た、、と聞いて、そんな近くに!?と驚いたそうです。
シカ、イノシシ、サルの作物被害もけっこう聞きます。
動物被害がひどいので、畑を作る意欲がわかなくなり、放棄する人もいると聞きます。

ハクビシン画像[1]ハクビシン

それらを聞くと、人間の敵のように扱われ、駆除、、と思いがちですが、
「シカは、種子の芽吹きを助けて森林更新を促す「生態系エンジニア」とも称される。
森林の生態系にとって重要な存在。
しかし、現在では増えすぎたことやその生息域の拡大によって、農林業被害にとどまらず、
森林の植生破壊や土壌の流出をも引き起こしている。
数の増加が問題になり始めたのは、20年ほど前のこと。
そもそもの原因には、戦後の拡大造林政策による植樹や、畜産振興のための草地造成など、
人間の活動
による影響がある。」(野鳥の会より)

他にも、三浦 慎悟氏によれば、
「野生動物が増えるには、温暖化や暖冬の影響で、自然死亡する個体の割合が格段に減少した。
かつては10年に1回程度の豪雪や異常寒波が増加する集団の頭をたたいてきた。
今はしのぎやすい冬ばかりが続いている。
第2に、狩猟者(ハンター)の減少と老齢化の影響。

そして、もっとも重要な要因は、上記した日本の農林業の衰退、結果としての耕作放棄地の増加
2010年、全国の耕作放棄地の面積が約40万㌶に達している。
この面積はほぼ滋賀県に匹敵。
この放棄地が中山間地を中心に、全国で虫食いのように発生している。
そのすべてではないが、多くの地域が野生動物の生息地へと置き換わっている。
耕作放棄地は野生動物を呼び込んで、獣害を拡大し、過疎化をさらに推し進めている。
負の連鎖。
人間と野生動物の生息圏との境界があいまいになって、野生動物があふれ出している。
これは「野生動物の被害」という問題をこえて、「地方消滅」という
日本がおかれた中長期の社会問題と重なっていることがわかる
。 」



日本の社会問題が、そのまま野生動物問題に直結しているんですね。

でもこれは、日本だけの問題ではないようです。
中国では、イノシシが増え、すごい勢いで畑が荒らされているようです。
こちらも、薪炭の利用低下などで人が里山に入らなくなったこと、耕作放棄地が増えたこと、
イノシシの苦手な積雪量の減少などのせい。

そして、里山だけではなく、神戸でもイノシシが出没しているそうです。
東灘区ではもう日常の風景、、とか。
ゴミを荒らされるていどらしいですが、、びっくりです。
やはり境界があいまいになっていて、人間が恐れるものではなくなっているのでしょうね。

そして、ロンドンでは狐が繁殖して、害獣になりつつある、、と。
「今や1万匹にまで増えたと言われるロンドン市内の野生のキツネは、
庭を荒らし、ゴミをあさり、ときにはペットや人を襲うようになっている」

ロンドンではキツネ、アメリカではコヨーテが増えているそうです。
カルフィルニアや各地で、159人がコヨーテに襲われているそうです。

アリゾナ州では、野生生物と共存するための具体策を紹介したVTRを制作し、
人間は自然の一部であり、分けることはできない。我慢すること、共存することを学ばなければならない。」
として、とにかく重要なのは「食料を与えない」ことで、
隣人たちと協力しながら、「エサ場にならない居心地の悪い場所」だと
動物たちにわからせる
ことが重要だと繰り返している。そうです。

これはもう、世界中でおこっていることなんですね。
人間をまったく恐れなくなったのもあるでしょう。
動物もどこまでがOKか、さぐっているのでしょう。



「森林伐採や都市開発で緑が失われ、本来の住み家を追われてしまった動物たちは、
温暖化の影響、宿敵であるハンターの減少、生態系を乱す外来種がやってきたことなどの
さまざまな要因から、世界のあちこちでその数を増やし、都会への進出を始めている。」

「都市は人間向けにデザインされているため、ペット以外の動物が生き延びるためには、
不都合だらけのように思えるが、意外にも、動物が生きていくために必要な4つの条件、
「食料、水、隠れ場所、空間」が都会にはそろっており、
慣れない環境にうまく適応しようと動物たちは、さまざまな「進化」を遂げていた」

人間が暮らしやすい、、ということは、動物も暮らしやすいのでしょうか。
そういえば、逃げ出したワカケホンセイインコが群れをつくって、東京でも暮らしています。
これは元々の住処のジャングルに、ビルや街が似ている、とも言われていましたねえ。
でもそれだけではない、動物の進化もあるようです。

「ロンドンでも高層ビル街を、理想の住処にしたハヤブサは、
人工照明を利用した「夜のハンティング」を行うことで、決定的に勝ち組になったと考えられており、
生態学者のデヴィッド・グッドは、
「鳥が新しい環境を認識し、徐々にシフトしていったのは、まさにダーウィンの進化」と言っている」

また「ミネソタ大学の研究で、都会のネズミの脳は、田舎暮らしのネズミと比べて6%も大きく、
多様で複雑な都市でのサバイバル生活が、ネズミの認識力をアップさせたことが明らかになったが、
別の研究で、ニューヨークに暮らすネズミの遺伝子をスクリーニングしたところ、
病気や汚染など、都市特有の危険に抵抗するため、
30以上の遺伝子情報が進化していることが分かっている」

20130725-biomimicry02[1]ハヤブサ

う~ん。すごいですね。
意外と細かいところでは、突然変異での変化が早くおこるようです。
「20世紀半ば、ハドソン川に垂れ流された何千トンという有毒な工場廃液は、
わずか60年の間に99%のタラを変異させ、有害物質を細胞へ侵入させないよう、防御システムが進化」
したとあります。せっぱつまると、早く適応するシステムが働かざるをえないのでしょうね。
東京に住むアライグマや、ハクビシン、タヌキも、もしかして都市生活用に少しづつ
遺伝子進化しているのかもしれません。

上記三浦 慎悟氏は
「シカの繁殖は自然生態系や自然林に影響を及ぼしている点からも、
個体数調整は必要だと主張したい。
とはいえそれは、ゴキブリやネズミと同じ単なる害虫(獣)駆除であってはならないと思う。
なぜなら、これらの大型哺乳類は日本の自然生態系の構成要素であり、
日本の文化や歴史と深く結びついてきた存在だからである。
このことは2つのことを提起している。」

「科学的なアプローチの徹底、それは欧米で広く行われてきた
“ワイルドライフ・マネジメント”の制度をつくることである。
それは個体数の調整に当たっては、現状を把握し、目標を明確に定め、管理計画をつくり、
たえずモニタリングを行い、計画を検証するというフレームワーク
である。
もう1つは、捕獲した個体は積極的に活用すること
捕獲個体はゴミではない、それどころか生態系が生み出した生物資源なのである。
どのように利活用すべきか、肉の流通を含め、今後の大きな課題であるだろう。」

最近、ジビエ料理(狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する)が話題になってきています。
料理店や販売もされているようです。
子供の頃、友達のお父さんが猟もやっていて、イノシシの肉をいただいたことがあります。
とてもおいしかった。こういう肉をありがたくいただくことも、とても必要なことなんですね。



「地球が生まれて46億年の間に、多くの生き物が生まれて絶滅していったが、
種の絶滅スピードはどんどん加速し、過去6千万年の間の絶滅スピードの1万倍にまで及んでいる。
現在も約2万種の生物が絶滅の危機に瀕している。」

生物学者のマーク・ゴダール教授は、
「困難なアプローチではあるが、科学者や都市開発者、生息環境管理者たちとのコラボレーションが必要。
もはや地球環境をまるごとマネジメントしなくてはならない段階。」

「私たち人間も動物であり、残念なことにたくさんの仲間を自らの手によって滅ぼしてしまった。
絶滅したドードーやタスマニアンタイガーたちをよみがえらせることはできないが、
知恵と技術を総動員して、地球上に生きている生物たちと共存していく方法を見つけることこそ、
私たちが真っ先に取り組むべき宿題なのかもしれない
。 」 (児玉 はなえ)

絶滅動物が増える一方、増えている動物がいる。
これも結局同じ問題なんでしょうね。
動物も生きていくのに必死です。
人が被害を受けるのも、動物が被害を受けるのも、今までとは状況が違ってきているので、
新たなルールを、地球環境規模で、どう生き物と関わっていくかを、
しっかり考えないといけない時代になってきた、ということなんでしょうね。

とりあえず、近場のハクビシンとどうつきあったらいいのか、考えねば。



今日のオカメ様  アタシはしっかり適応して暮らしていますよっ 寒くてもお家にヒーター入ってぬくぬくです
161125_1313~01





↓同感、参考になった、等いらしたら、書くはげみになりますので、クリックをどうぞよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ
にほんブログ村

↓ ついでに、、こちらも押してくださると、うれしいです

人気ブログランキングへ


ライフスタイル、暮らしのいろいろ
にほんブログ村 トラコミュ ライフスタイル、ライフ、暮らし、生活へ
ライフスタイル、ライフ、暮らし、生活




スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

おじおばさん

Author:おじおばさん
オカメインコと暮らす、独り者おじおば。ビンボーながら、今まで気ままに好きなことをやって生きてこれた(自由業)。ありがたいことです。これからも色々考えながら、楽しくやっていけたら、と思っております。

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

フリーエリア

最新トラックバック

リンク

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示

フリーエリア

私の使っているおススメ商品 ヘアカラー 保水クリーム ホンモノの青汁、これは一押し リッチグリーン 水素水はこちら

QRコード

QR

検索フォーム